来年2027年8~9月にアメリカ・カナダで開催されるワールドカップの組み合わせ抽選会が10/26(月)に行なわれました。
ワールドカップバレーとは
まずこの大会ですが、以前にフジテレビで放送されていたバボちゃんがマスコットキャラクターだったワールドカップバレーではありません。あのワールドカップは2019年大会をもって廃止されています。
昨年行なわれた世界選手権(世界バレー)が名前を変えたものなので、ワールドカップという皮を被った実質は世界バレーです。

やはり世界的にはサッカーやラグビーでワールドカップという名称が有名なので、それに倣ってバレーもワールドカップという名前に変更したようです。
正式のどこの放送局が中継するかはまだ発表されていませんが、ワールドカップという名前だけど実質世界バレーなので、TBSが放送(つまり配信はU-NEXT)すると思っています。
来年も2025年同様、ネーションズリーグとワールドカップの両方をTBSが担当するなら、配信もU-NEXT一つを契約しとけばいいので楽ですね。
ワールドカップバレー2027大会概要
■開催期間
2027年8月21日(土) 〜 9月6日(月)
※日本時間
■開催地
・予選ラウンド~ラウンド16
🇺🇸 オマハ(CHIヘルス・センター・アリーナ)←日本の予選会場
🇺🇸 オーランド(キア・センター)
🇨🇦 モントリオール(ベル・センター)
🇨🇦 ケベックシティ(ビデオトロン・センター)
・準々決勝以降
🇺🇸 アナハイム(ホンダ・センター)
ちなみにアナハイムのホンダ・センターは2028年ロス五輪のバレーボールが行なわれる会場と全く同じところです。
1年前に本番の会場で試合ができる貴重な機会でもあります。
■上位3チームにロス五輪の出場権が与えられます。
(すでに五輪出場権を持つチームを除く)
アジア選手権で切符を取れなかった日本としては2回目のチャンスです。
ここでも出場権を取れなかったら2028年の3回目のチャンスに持ち越しとなるので、本番に向けて大きく遅れを取ることになります。
そんな大事な大会のグループ分けはこんな感じになりました。
グループ分け

通常は開催国がPool Aに入り、世界ランク順にシード1に振り分けられ、残りを抽選で決めるのですが、今回はカナダとの共同開催ということもあってか、まず世界ランク上位16チームをサーペンタイン方式でそのままランク順に配置していました。

そうすると開催国のアメリカとカナダが同じトーナメントの山に入ってしまったからか、以下のようにGとHで入れ替えが行われました。

またロシアが参加していることで、カナダとロシアの政治情勢を考慮し、ロシアがカナダに入国をしなくてもいいような配慮も取られているようです。
決勝トーナメント
予選を勝ち抜いた各組の上位2チームは決勝トーナメントに進みます。
ウクライナは自動的にカナダと同じ組に振り分けられていました。これもロシアと予選で同じ組にならないための配慮でしょうか。

またトーナメントの勝ち上がり方にもこれまでとは少し変更があります。
以前は隣接するPoolで対戦するような山になっていたので、例えばラウンド16で
・日本(1F)vsドミニカ(2C)
・トルコ(1C)vsロシア(2F)
と対戦して、日本とロシアが勝利したら準々決勝は日本vsロシアという、つい数日前に予選リーグで対戦した組み合わせがまた行なわれる可能性あったんですけど、今回はそうならないようにしたので、画像のような変わった山になっています。
日本代表の展望
ぶっちゃけ厳しいグループ、山に入ったなという印象です。
予選リーグ1位の場合
[ラウンド16]vs🇩🇴ドミニカ共和国(🇫🇷フランス?)
↓
[準々決勝]vs🇧🇷ブラジル(🇨🇦カナダ・🇷🇸セルビア?)
予選リーグ2位の場合
[ラウンド16]vs🇹🇷トルコ😱
↓
[準々決勝]vs🇧🇷ブラジル(🇨🇦カナダ・🇷🇸セルビア?)
この可能性が高いのではないでしょうか。
なんとしてもラウンド16でトルコと対戦することだけは避けたい。
となると予選でロシアに勝って1位通過はマストになってきます。
ちなみにラウンド16で敗戦すると9~16位になり、この大会でロス五輪の出場権を獲得することはできません。
日本が五輪出場権を獲得するには?
すでに出場権を持つチームを除く上位3チームなので、5位・6位でも出場権を得られる可能性はあります。
しかし5位以下の決定戦はありません。5~8位は
・予選リーグからの勝敗数
・勝ち点
・セット率
・得点率
の順に決まるので、ベスト8で敗退したときのことも考慮して、予選から1セットも落とせない戦いを強いられます。
予選リーグで2位通過だった場合はほぼほぼ5位・6位になれないと思っていていいでしょう。
やはりロシアに勝たねばならぬのです。しかも1セットすら落としたくない!
アルゼンチンやブルガリアも確実に3-0を見込める相手ではない(いや勝ってもらわなきゃ困るけどw)ので、そういう意味でも厳しいグループ、山に入ったなという印象になったわけです。
ロシアって強いの?!
2022年以降、世界大会から出禁を食らってた🇷🇺ロシア。
日本が最後に対戦したのは、2021年のコロナ禍で行なわれたネーションズリーグではないでしょうか。その時は日本が3-0で勝っていますが、どちらもメンバーはほとんど入れ替わっています。
その時のスタッツはこちら👇

5年以上対戦していないので、来年のネーションズリーグからしかデータを得られませんね。そこでも対戦がなければぶっつけ本番になります。
ただ日本は一度対戦したほうが対策されやすいので、ぶっつけ本番のほうがむしろ好都合?!🤔
2026年度登録メンバー

身長・生年月日・所属チームに間違いがあればDM下さい。
国際大会には出ていませんが、チームとしては活動していましたし、親善試合も行なわれています。
直近のロシアの試合映像
2026年8月にセルビアと行った親善試合の模様です。
フェドロフツェワは事前にロシア連盟との合意があり欠場、フィチソワは負傷のため欠場で、セルビアは五輪切符がかかった欧州選手権の直前でフルメンバーだったにも関わらず、ロシアが善戦した形になりました。
やはりサイドの火力は高いので、打ち合いになったらアジア大会で🇨🇳ゴムケツにブロックの上から散々やられた身としては、厳しい戦いになるでしょう。
まとめ
今年のネーションズリーグ→アジア選手権→アジア大会を見た限りではなかなか厳しい戦いが予想されますが、とにもかくにも予選リーグでのロシア戦が最大のヤマ場です。
日本はグループ内で世界ランク最上位なので、おそらくブルガリア→アルゼンチン→ロシアという下位からの対戦が予想されます。
短期決戦なので、初戦からフルメンバーで挑むと思いますが、1セットも落とせない緊張感のある戦いが続きそうですね。
そしてこのワールドカップで出場権取れなかった場合は2028年に持ち越しとなり、世界ランク順で出場権が与えられるので、そこも見越すと来年のネーションズリーグでも世界ランクをキープするために、下位チームには負けられない戦いが続くことになります。
今年のアジア選手権で切符を取れなかったことで、来年以降の戦い方にも大きく影響を及ぼすことになりました。
2028年のネーションズリーグは五輪本番の準備に当てるためにも、このワールドカップで五輪出場権をなんとしても取りたいところです。

