2024年1月11日にFIVBがパリ五輪のバレーボール競技についての詳細を発表しました。
大会登録人数
国際大会では各国14名のベンチ入りが通例(アンダーカテゴリーの大会を除く)ですが、オリンピックでのベンチ入りは1964年にバレーボールが正式競技になって以来ずっと12名のまま(大会規模を大きくしないためとも言われている)です。
数ヶ月前にパリ五輪では他の国際大会と同様に14名になるかもしれないという情報がありましたが、最終的に
登録人数は13名
の予定になるとのことです。
ただしベンチ入りはあくまでも12名で、そのメンバーの中から怪我や病気で競技できなくなった場合の代替選手として1名を追加登録できます。また
・13人目の選手が試合に出た場合、元の選手は以後の競技に参加できない
・13人目の選手は選手村には宿泊できない
(各国のオリンピック委員会から追加の支援が与えられた場合は別)
とのことです。12名の場合は
セッター:2名
アウトサイドヒッター:4名
ミドルブロッカー:3名
オポジット:2名
リベロ:1名
という配分が一番多いと思いますが、OHとMBのどちらかを13人目として登録する国が多くなりそうでしょうか。
日本の場合、昨年のパリ五輪予選/ワールドカップバレーでは山内と高橋健の2名が負傷しMBが小野寺1名になってしまったため、最終戦で急遽エバデダン・ラリーを15人目の選手として追加登録する事態になってしまいました。この辺は登録期限ギリギリでの選手のコンディションによってくるかもしれないですね。
リベロの登録人数
リベロの登録人数について
12名以下登録の大会→リベロは0または1名
13~14名登録の大会→リベロは最大2名まで
という記載をしておりましたが、2011年のルール改正により現在は12名でもリベロは2名登録可能になっております。
なお12名を超える場合はリベロを必ず2名登録しなければなりません。
ということで山本と小川の2人ともをリベロとして登録することがルール上は可能ですが、12名しか登録でいない中でレシーブだけを専門とするリベロを2名登録する可能性はやはり低いのではないでしょうか。確かにこのリベロだけ怪我で離脱した場合の代わりが唯一いないわけですが、そこは守備力のあるOHでカバーするしかないのかもしれないですね。
2018年の世界バレー男子予選のアルゼンチン戦で、リベロの古賀太一郎がボールを追いかけて観客席に飛び込み、頭部などを強打して緊急搬送されるということがありました。代わりがいないだけにそういった無理なプレイは控えたいところですね(緊迫した場面だと選手は無理しがちですが…)。
大会方式
さらにグループ分けや組み合わせなどの大会方式も発表されています。
予選ラウンド
以前までは12チームが2グループに分かれて予選で5試合を行っていましたが、今大会からは12チームを3グループに分け予選ラウンドで各国3試合を行い、各組上位2チームと3位チームの中から上位2チームの計8チームが準々決勝に進出、というのは2022年に発表されたまま変更はありません。
Pool A~Cの振り分けは、世界ランキングを元に抽選で決まります。
決勝ラウンド
以前はA・Bの2グループに分かれてA1位vsB4位・B1位vsA4位は確定、残りのカードは順位操作できないよう抽選でしたが、今回は
①各組内での順位
②勝敗数
③勝ち点
④セット率
⑤得点率
⑥直接対決
⑦世界ランキング
の順で1位~8位を確定し、
1位vs8位
2位vs7位
3位vs6位
4位vs5位
という対戦カードになるとのことです。以後はノックアウト方式、負けたら終わりのトーナメントです。今回も5位以下の決定戦を行いません。
出場国
男子
女子
予選リーグ組分け
男子
6/26(水)25:00~
女子
世界ランクで見ると比較的うまく分散したように思います。
パリ五輪出場健獲得の感動をふたたび!
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