今週末から男子大会が開幕するAVCカップ。あまり聞き慣れない大会ですが、どういう大会かをまとめてみました。
AVCカップとは?
2008年に創設され、偶数年に行われているアジアNo.1を決める比較的新しい大会です。AVCとはAsian Volleyball Confederation(アジアバレーボール連盟)の略で、基本的には前年のアジア選手権上位8チームが参加することになっています。
1975年から奇数年に行われているアジア選手権大会や、世界選手権と同年に行われているアジア版オリンピックのアジア競技大会などアジア1位を決定する大会が毎年行われているので、ややこしいですね。
このAVCカップでの成績は、FIVB世界ランキングにAVC大陸ランキングポイントとして反映されるのでそう軽視するわけにもいきませんが、日本は世界選手権が2週間後に控えているということで、今回もBチームを送り込みます。その他の強豪国のメンバーは後述の対戦国情報にまとめています。
ちなみに今年杭州(中国)で行われる予定だったアジア競技大会はコロナの影響で延期未定となっておりましたが、2023年9月23日から10月8日までの日程で開催するとのことです。ちょうどパリ五輪大陸間予選のあたりなので、こちらもまたBチームが挑む形になりそうですね。
出場メンバー14名
8/2(火)にメンバーが発表されました。
男子大会 inタイ 8/7(日)~14(日)
予選でのグループ分けは以下の通り。
男子大会はもともとチャイニーズタイペイでの開催を予定していましたが、タイでの開催に変更になっています。
日本の予選ラウンドはオーストラリア・インドと同組で総当たり戦を行い、上位2チームが2次ラウンドに進出します。
2次ラウンドではA組の上位2チームと同組になるので、韓国・タイとの対戦が予想されます。
2次ラウンドでの上位2チームずつが準決勝へ進出します。
男子大会公式サイト
ライブスコアは左上のAVCのロゴを押すとTOPページに戻るので、そこにポップアップされます。
男子対戦国情報
中国はネーションズリーグでの中心選手そのままで、今大会のメンバーのまま世界選手権に挑むと思われます。この大会でもしっかりと世界ランクのポイントを稼ぎに来た感じですね。特にランク上位の日本やイランは世界選手権に照準を合わせているAチームではないので、ポイントを稼ぐチャンスと睨んでいそうです(大会のランク的に、ネーションズリーグほどのポイントは貰えません)。
オーストラリアは2032年のブリスベンオリンピックに向けて若手の強化中で、ネーションズリーグやチャレンジャーカップで挑んだ若手メンバー中心にAVCカップに参加するとのこと。
イランはジュニアのメンバーが参加するという情報あり。
となると、今大会にガチのAチームで挑まないのは日本とイランくらいになりそうです。
男子日本代表の過去の成績
※2020年は新型コロナウィルスの影響で中止
Bチームが参加することが多いためか、残念ながらまだ一度も決勝に進出したことがありません。2012年以降は年号をクリックするとJVAのサイトに飛ぶので、今A代表で活躍する選手や懐かしい選手の若い頃のお顔も拝見できますよ笑
なにげに今回で3大会連続出場の選手がいます。誰かわかりましたか?
テレビ放送・ネット配信はある?
私の記憶の範囲では、過去にこの大会がテレビ中継されたことはなかったと思います。
アジアバレーボール連盟が管轄する大会は基本的にAVCのFacebookにてLIVE配信されている事がほとんどなのですが、タイで開催される男子大会はタイのテレビ局がスポンサーに付いているようで、FacebookでのLIVE配信はないようです。
タイのネット配信はこちらになります。
ただしタイ国内からのアクセスのみ視聴可能で、日本からのアクセスは遮断されています。そういったサイトを見るためにはVPNとかの知識が必要になるので、その辺は自己責任の上お調べいただければと思います。だいたい出てくるのは有料の方法でクレカ必須になるかなと。
[8/7追記]
上記サイトの公式YouTubeチャンネルにてLIVE配信がありました!全試合が配信されるわけではないようなのでご注意を。
[8/9追記]
PPTVHD36のFacebookにて当日に配信があるかどうかの告知をしてくれています。
上記のように「ONLINE」という表記があればYouTubeでLIVE配信されるようです。
[8/11追記]
韓国戦はオンライン表記があったにもかかわらずYouTubeのLIVE配信がなかったので、自分は当初のタイの公式配信をVPNかまして見てました。
他にも見られるサイトはあったようですが、個人的にはバタバタして探すくらいならVPNで見ます。来週の世界選手権組の親善試合でもVPN使ってイタリア戦を見ることになると思うので、最後の手段でVPNを備えても損はないかなと思います。
◆公式配信サイト◆
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