ネーションズリーグ2024の予選ラウンドの対戦日程が発表されました。
FIVB公式サイトのスケジュールはこちら↓
ちなみに上位8チームにて行われるファイナルラウンドの開催地は男子がポーランド、女子はタイで行われます。タイは予選で8位以内に入らなかった場合もファイナルの出場は保証されているので、その場合は予選で8位だったチームが敗退となります。
女子大会
日本戦スケジュール
第1週:トルコラウンド(アンカラ) | ||
5/15(水) | 26:00~ | トルコ |
5/16(木) | 23:00~ | ブルガリア |
5/17(金) | 20:00~ | ドイツ |
5/19(日) | 23:00~ | ポーランド |
第2週:中国ラウンド(マカオ) | ||
5/28(火) | 20:30~ | ブラジル |
5/30(木) | 17:00~ | フランス |
5/31(金) | 20:30~ | 中国 |
6/01(土) | 17:00~ | ドミニカ共和国 |
第3週:日本ラウンド(北九州市) | ||
6/12(水) | 19:20~ | 韓国 |
6/13(木) | 19:20~ | カナダ |
6/15(土) | 19:20~ | セルビア |
6/16(日) | 18:45~ | アメリカ |
予選ラウンド終了アメリカ戦だけ開始時間が早いのはなにか意図があるのでしょうか。日本のテレビでの放送枠の都合ですかね。
見どころ
日本はまだパリオリンピックの出場権を獲得していないので、この大会での出場権獲得を目指します。この予選ラウンド終了時点ですでに出場権を持っている国を除いた世界ランク上位5チームに入らなければなりません。以前こちらの記事で書いたように、実質2枠を争う狭き門。
特にランキング上で直接枠を争うであろうカナダとは、ホームで直接対戦するので熱い試合になりそうですね。カナダは現在の女性監督になってからめきめき力をつけて世界ランクも上げてきているので、決して楽に勝てる相手ではありません。まして五輪切符がかかっているので相手もこの試合にかけてくるところはあるでしょう。
初戦で世界ランク1位のトルコと対戦しますが、すでに出場権を持っているトルコがホームとはいえ開幕戦からいきなりフルメンバーで挑んでこないことを祈って、ここで勝ってランキングポイントをごっそり稼ぎたいところ。昨年もバルガスがベンチ外だった時に勝利していますし。
あとは各ラウンド3勝1敗なら上出来、昨年と同じ7勝5敗のラインをキープできれば、オランダやカナダ(あるいはドイツやタイ)が連戦連勝でない限り日本の五輪出場は堅いのではと思っています。ここ数年は国内での人気も男子に先行されているので、パリ五輪に出られないとなるとますます低迷のスパイラルに陥ると思うので、まずは何としてもパリ五輪の出場権を獲得してもらいたいですね。
ちなみにパリ五輪の切符争いを繰り広げる日本・イタリア・オランダ・カナダが日本ラウンドに集結しているのはただの偶然ですかね笑(イタリア・オランダとの直接対決はありません)
男子大会
日本戦スケジュール
第1週:ブラジルラウンド(リオ) | ||
5/22(水) | 05:30~ | アルゼンチン |
5/24(金) | 05:30~ | セルビア |
5/24(金) | 26:00~ | キューバ |
5/25(土) | 26:00~ | イタリア |
第2週:日本ラウンド(北九州市) | ||
6/04(火) | 19:20~ | イラン |
6/05(水) | 19:20~ | ドイツ |
6/07(金) | 19:20~ | ポーランド |
6/08(土) | 19:20~ | スロベニア |
第3週:フィリピンラウンド(マニラ) | ||
6/18(水) | 20:00~ | カナダ |
6/21(金) | 20:00~ | オランダ |
6/22(土) | 20:00~ | フランス |
6/23(日) | 20:00~ | アメリカ |
見どころ
男子は昨年のパリ五輪予選で出場権を獲得したので、この大会では序盤で若い新戦力を試しつつ、五輪本番に向けてじっくりチームを固めていけるという余裕があります。
ブラン監督はこの大会で若い選手を試すと昨年明言していたので、1週目はフランスリーグに行った甲斐優斗(専修大)や、VリーグのジェイテクトSTINGSに所属した高橋慶帆(法政大)などが多く起用されるかもしれないですね。
1週目は5月まで(レギュラーシーズンの順位による)セリエAを戦っているであろう石川祐希や髙橋藍が登録される可能性は低いでしょうが、どのあたりから合流するかですね。たとえ2週目の日本ラウンドで登録されたとしても、コンディション調整もあるでしょうから昨年のように毎試合スタメン出場というわけにはいかないでしょう。ファンにとっては歯がゆいかもしれないですが、全ては五輪本番で結果を出すため。このネーションズリーグで無理をしている場合ではありません。
日本での世界ランク1位のポーランドとの対戦を楽しみにしている方もおられると思いますが、第2週目のこの段階で双方ともガチメンを揃えてくる可能性は…
3週目はもはや日本の第2のホーム、なんなら日本以上にホームかもしれないフィリピンラウンド。日程も週末の夜中心で、フィリピンの龍神ファンに配慮している感じがします。
日本がファイナルラウンドに進出することを目指すのかどうかによっても戦い方が変わってくると思いますが、五輪前の前哨戦としてメンバーが固まってくるファイナルラウンド、しかもポーランド開催となればパリ五輪を見据えた欧州での調整にもなるので、普通にベスト8は狙ってくると思うのですけどね。
五輪を1ヶ月後に控えて手の内を見せずに戦うというのも難しいものですが、ここ数年の傾向を見てると、このネーションズリーグで温存しすぎるとかえって直後の本命の大きな大会ではいい結果を残せていない気がします。日本もメダル争いに絡むようになったのはここ1年の話なので、五輪に向けてこのネーションズリーグをどう戦うか、楽しみですね。
2024年度日本代表登録メンバー
女子
男子
ネーションズリーグとは
下記サイトは2023年版のものですが、2024年版はまた改めて後日まとめます。
どこで見られる?テレビ放送は?ネット配信は?
日本ラウンドは男女とも全試合地上波で生中継されることが決定しました。残りの海外ラウンドもBS-TBSで全試合放送されます。
詳細は別記事にまとめました↓
日本ラウンドの会場はどこ?
男女とも日本ラウンドは千葉市での開催ということまでは発表されていますが、会場はまだ発表されていません。ホテルの確保もあると思うので、遠征民としては気になるところです。
当初、日本ラウンドは千葉市とされていましたが、1月25日に日本バレーボール協会が「未定」と発表しました。
[追記]
1/31(水)に福岡県北九州市での開催が発表されました。
日本ラウンドのチケット争奪戦に勝つには?
親善試合や紅白戦が組まれる可能性はありますが、世界ランクに関わる大きな国際大会が今年日本で行われるのはこのネーションズリーグだけです。特に男子のチケット争奪戦はかなり激しくなると思うので、販売の流れをしっかり把握してGETしましょう。
3月20日追記
ようやくバレとも会員向けの先行抽選情報が発表されました。
まとめ
以上、ネーションズリーグの組み合わせ等に関する情報でした。
ネーションズリーグについてはだいぶ情報が出揃ってきたので、改めて別記事にまとめたいと思います。
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