バレーボール・ネーションズリーグ2023男子第2週を終えて

CATCH ××× DREAM 2023年 07 月号 [雑誌]: バレーボール 増刊
「CATCH ××× DREAM」

まずは現在の順位を振り返ってみましょう。

現在の順位

FIVB

いやぁ、8試合を終えてまさか日本が未だ黒星なしの頂の景色にいるとは誰が予想したでしょうか。9位のセルビアが4勝しているので、現時点での日本のファイナルラウンド進出はまだ確定していませんが、まず確定と見ていいでしょう。

日本の残る対戦相手は🇨🇳→🇳🇱→🇮🇹→🇵🇱ということで、最初の2試合はランク下位のチームのため確実に勝ってポイントをキープし、最後の格上との連戦はファイナルに向けてどう戦うか、ということになるのかなと思います。そろそろ控え組がスタメンで活躍するところも見てみたいですが、案外中国戦でそういった布陣もあり得るし、3週目も楽しみが尽きないですね。

ちなみにイタリアやポーランドはこの3週目、結構メンバー揃えてきました。特にポーランドはガチガチです。

意外なのはフランス。日本をはじめ、スロベニアやアルゼンチンに負けたのが響き現在10位。残り全勝してギリギリ8強に残れるかどうかというところで、まだアメリカ戦も残しているので微妙なところ。フランスは五輪の開催国なので五輪予選を戦うことも、世界ランクのキープも特に考える必要はないですが、ネーションズリーグは出場しない意向だったヌガペットが3週目から復帰するという話も出ていたので、8強に残って経験値を積みたかったのでしょうね。ただ残念ながら膝の痛みが消えないため3週目もスキップするようです。

準々決勝の組み合わせは?

レギュレーションではたすき掛けで

予選1位vs予選8位
予選2位vs予選7位
予選3位vs予選6位
予選4位vs予選5位

となっておりますが、最後に次の悪魔の一文があります。

※準々決勝の順位はメディア権利者の要望に基づき変更となる場合がございます。

世界ランクが五輪に直結するシステムなのに、なんと曖昧な…

これはおそらくファイナルラウンドの開催国であるポーランドが有利になるように、都合良く組み直される可能性があります。

昨年はファイナルラウンド開催国が予選8位以内に入った場合は1位通過扱い、予選敗退した場合は8位通過という規定がありましたが… 

やはり開催国が準々決勝を突破すれば最終日まで試合が確定するので、興行的に成功させるための措置なのでしょう。昨年のように明記してくれた方がスッキリしますが、予選ラウンドは序盤からベストメンバーで挑んでない国もあり、強豪国がギリギリで通過する可能性もあるから1位通過扱いが必ずしも有利とは限らない、といったことも関係してるのでしょうか。

いずれにしても準々決勝の組み合わせは決勝ラウンド開催国のポーランドが何位で通過するのか、それによって変動する可能性があるのでなんとも言えないところです。

まとめ

日本で大きな大会が開催されるたびに日本有利だの何だの言われてましたが、これは「日本」を優遇していたのではなく「開催国」を有利にしていたためで、その開催国が日本になることが多かったので結果的に日本ばかりが有利になっていると感じるという構図ですね。

グラチャンがなくなり、さらに2025年以降はワールドカップが消滅することも確定しているので、今後は2018年までの毎年のように日本で大きな大会が行われている、というようなことはなくなります。ある意味健全ですが、日本のバレーボールファンにとっては現地観戦する機会が減るので寂しくはなりますね。

ちなみに第3週は中国戦のみがBS-TBSでは録画放送となっています。JVAでは当初16:00試合開始と発表されていましたが、ようやく20:00試合開始と修正されました。お間違えのないように!

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